2019年03月25日
札幌商工会議所では、空家問題をワンストップで解決に導く「空き家の相談窓口」を4月1日から開始します。これにともないスタートアップイベントが開催され、一般社団法人シニアライフサポート協会代表理事の小番一弘氏による基調講演や有識者によるパネルディスカッションと無料個別相談会が行われました。
開催日 3月21日(木・祝)
会 場 北海道経済センター 8階 Aホール(住所:札幌市中央区北1条西2丁目)
主 催 札幌商工会議所
後 援 札幌市
[第一部] 13:30〜14:15 基調講演会
テーマ 「空き家になる前に、空き家になった時に」
講師 一般社団法人 シニアライフサポート協会 代表理事/小番 一弘 氏
[第二部] 14:20〜15:10 パネルディスカッション
・北海道大学建築都市空間デザイン部門 教授/森 傑 氏
・一般社団法人 シニアライフサポート協会 代表理事/小番 一弘 氏
・弁護士法人 札幌・石川法律事務所 弁護士/石川 和弘 氏
・税理士法人知野・寺田会計事務所 代表社員/知野 福一郎 氏
[第三部] 15:15〜16:30 個別無料相談会
□ 空き家に関する売買・賃貸・管理
□ 空き家に関する財産管理(相続・遺言・後見等)
□ 空き家に関する税金問題
□ シニアの住宅問題(住宅選び・身元保証等)
3軒に1軒が空き家、という予測も!
ますますの少子高齢化、都市部への人口集中化などを背景に、近年、深刻さを増している空家空室問題。総務省が5年ごとに行っている調査によると、我が国の2015年の空き家数は820万戸と5年前よりも63万戸増加しており、総住宅数に対する割合は13.5%で過去最高の数字を示しています。今後、この傾向はさらに強まり2033年には3軒に1軒(2150万戸)が空家になるという予測もあります。
国は「空き家等対策の推進に関する特別措置法」(平成27年施行)等でこの問題における基本指針を示していますが、実際の地域での解決に向けた体制づくりや相談窓口等の設置は充分な状況とはいえません。
「空家空室対策士」誕生の背景
空家問題の解決には、空家の維持管理から売買、賃借、リフォームやリノベーション、解体等に関する手法や手続き、相続等の法律的な知識、さらには民泊や福祉施設など他への利活用など、多岐にわたる知識と技量が求められます。そしてその複雑さが問題の解決を難しくしている要因にもなっています。空家対策の各分野の専門家はいますが、総合的な知識を持つ人材は今日とても希少です。
総合的な見地から空家問題と対峙し、適切な解決策を導き出すことができる知
識と技能、そして各専門家との連携ネットワーク。その核となり、解決を図るの
が「空家空室対策士」。時代の要請から生まれた新しい資格です。
*「空家空室対策士」は、当協会の登録商標で、当協会が資格を認定するものです。
講師陣は空家問題の第一線で活躍する各分野のスペシャリスト。資格取得以降の活動ネットワークを構築します。
講座内容(実績)
■空家・空室の基礎知識
■空家・空室の資産運用と活用
■遊休資産の利活用
■空家問題と不動産鑑定評価
■空家対策と家族信託
■高齢社会と住宅事情
■高齢化社会のライフサイクル
■家財の管理と収納整理
■地域社会とのコミュニケーション
■遺品整理
■不動産活用と税務
■不動産活用と法務
■不動産の活用と登記
■不動産とインスペクション
講師陣(実績)
■弁護士
■司法書士
■税理士
■ホームインスペクター
■空家管理・収納整理アドバイザー
■シニアライフカウンセラー
■不動産鑑定士
■宅地建物取引士
■中小企業診断士
■終活コンサルタント
■経営コンサルタント